2017年07月12日
スペインサッカーを沖縄で! 岡崎篤氏特別講演会 IN OKINAWA その②
岡崎篤氏講演会 IN OKINAWA!
第二部は東崎サッカー場に場所を移しまして、指導実践会となります。
この時間は、グランフォルティス沖縄ジュニアユース・ジュニア6年生と
普天間高校サッカー部に選手役になってもらい、岡崎氏のトレーニングを受けてもらいます。
物理的に、スペインに行かなければ受けることができないトレーニングを
沖縄で体感することができる。
これもグランフォルティス沖縄の良いところですね。
まずは対面パスからスタート。
「今日は身体もそうだけど、かなり頭を使うよ」という岡崎氏の言葉通り、
最初の対面パスから、技術的な部分はもちろん、非常に判断の質が問われる
オーガナイズであり、脳に負荷のかかるトレーニングとなりました。
5種類もの対面パスを行い、結局このメニューだけで1時間。
ですが、選手たちは最後まで集中力を切らざす、
それどころか時間が経過するごとにプレーの質はどんどん向上していきました。
なぜ向上しているのか。
それは傍らで見ている受講者の皆さんが、理解していたと思います。
「ゲームの中で、だれが先に動くべきなのか」という問いに対し、明確な“基準”を示していました。
これにより、選手のタイプに関係なく、プレーの繋がりが一気にスムーズになりました。
この“基準”の作り方は、正直、これまで聞いたことのないものでしたので、非常に驚きましたね。
その後は、ポゼッション、クロスの攻撃・守備という流れのメニュー。
また、プルアウェイの動きの紹介もありましたが、それだけで5つもの種類がありました。
グラン名物?選手同士の話し合い。
ここでも、初見のコーチングや言葉が多くあり、その全てがスッと
選手たちの身体に入っていくかのように、素晴らしく整理されたものでした。
全てを終えて感じるのは、日本のサッカーにも原理・原則はありますが、スペインのそれは
圧倒的に細分化され、なおかつ選手たちに伝わりやすいように構築されているということです。
同じ「原理原則」でも厚みが全然違う。
この知識の層が、スペインサッカーのアイデンティティなのでしょう。
岡崎氏は「サッカーには使用する“道具”があり、それはどんなシステム、
何人制など関係ない。例えば、サッカーを1チーム17名でやっても変わらない。
普遍的なものを保持することが、どんな状況にも対応できる選手になれる」と選手たちに語りました。
結局、こちらも時間をオーバーし(笑)、たくさんの学びの時間は終了しました。
最後の質疑応答のみならず、終了後も受講者の皆さんと岡崎氏のトークは続きます。
UEFAプロライセンス所有者で、スペインでしのぎを削る戦いを毎年行っているコーチを沖縄に呼ぶ。
当初、実現は可能なのかと思いましたがこのような光景を見ると、やってよかったと思います。
グランフォルティス沖縄では沖縄県のサッカー発展ために、継続してこのようなイベントを開催していきます!
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
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