一般社団法人グランフォルティス沖縄活動ブログ

みなさんこんにちは！
奥間です。

先日は第１回のグランフォルティス沖縄
GKスペシャルスクールを行いました。
急きょ立ち上げたセッションでしたので、当クラブの４人のGKが参加。
基礎から若干の応用を交えた内容を消化しました。

私がなぜ今回のセッションを立ち上げたのかというと、
沖縄県のGK選手のレベルがまだまだ他の地域には
劣っていることが大きな理由です。

私は以前、読谷高校でコーチ兼GKコーチとして従事していました。
そこには年代別の県トレセン（沖縄県選抜）に小学校からすべて選出され、
国体にも出場したGKがいました。
身長も180センチを超え（沖縄の選手はそこまでのサイズはなかなかいません）、
リーダーとしての資質もある。
足下の技術もフィールドプレーヤー並の技術がありました。
PK戦になると、そのGKにキッカーを任せていたくらいです。

しかし、私がその選手を初めて見たときの印象は「GKとはいえない」と
いうことでした。GKとして基礎の土台が緩く、その上に乗せる様々な要素が
グラついていたのです。

GKは高度な専門性が求められるポジションなので、
これまでの指導環境ではGKの指導者に恵まれなかったのでしょう。
サイズに恵まれ、リーダーシップもありましたが、
GKとして本質的に必要な基礎技術が、全く足りなかった。

そこから毎日、全体トレーニングが始まる時間まで、
つきっきりで基礎の反復を行いました。
３年生になると発展の内容に移り、
やっと高校生のレベルになったと思います。
本当に高校３年間かかりました。

これは個人的な見解ですが、GKは育てるものではなく、
生まれてくるものだと思っています。

誰かにやらされるというよりも、このポジションの運命や特殊性を受け入れ、
それでもどうしてもやりたいと強い意志を持つ選手のみが
ゴールマウスに立つ資格を得ることができます。

読谷高校の彼の場合は、GKのパーソナリティが先天的に備わっていたことが、
その後、急激な成長を遂げた理由だと思います。
現在は関東の大学にサッカー推薦で入学し、日々研鑽を積んでいますね。

今回のGKスペシャルスクールは小学校低学年〜高学年を対象に行いました。
本気でGKになりたければ、この年代からもやるべきことがたくさんあります。

GK専門のスタッフがいるクラブや部活動のチームは少ないので、
今後も私たちがGKの質の向上に対するメッセージを発信できればいいなと思っています。

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グランフォルティス沖縄サッカースクール／サッカーチーム
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