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2016年11月01日

ジュニアユースの全体練習は週2回。その意味とは?

ジュニアユースの全体練習は週2回。その意味とは?


みなさんこんにちは。
奥間です。

現在、ジュニアユースの毎週のスケジュールは
平日2回のトレーニングと週末のゲームです。

一週間では基本的に4回の活動となります。

たまに「トレーニングの回数少ないのでは?」という声も聞かれますが、
「平日2回のトレーニング」は私たちにとって、ある意味挑戦だと捉えています。

なぜ2回なのか、と言われたら「集中力とケガの防止」に尽きます。

ジュニアユースの全体練習は週2回。その意味とは?


中学生は身体の発達の変化はもちろん、精神的、社会的、あるいは文化的な変化に
戸惑う時期です。ここをサッカーと切り離すと、今後の成長曲線に
大きく影響してくる
でしょう。

彼らの「サッカーはもちろん好きだけど、他にも興味があるよね」
というのは当然のこと。

ゆえに、あえてトレーニングの回数を少なくすることで、
サッカーに対する子どもたちのモチベーションを高めるようにしています。

多感な時期に「サッカーがやりたくてたまらない」という子を多くするには、
日数を制限することで、活動日への渇望を強くします。
なので、トレーニング日にズル休みする子はほとんどいませんし、
トレーニング中の集中力は高い状態をキープしています。

ジュニアユースの全体練習は週2回。その意味とは?


もうひとつは、ケガの防止です。県内の他のチームの状況を見ても、
時期的なものもあるでしょうが、ケガでの離脱者が多い印象を受けます。

子どもたちは「ケガでサッカーができない時期」を
軽視しすぎ(仕方ないと思っている)ですね。
その現状を回避するため、全体トレーニングを週2回、
トレーニングの次の日はオフ、ゲームの次の日もオフとなり
身体を酷使する状態を作らないようにしています。

これは、発育発達の速度が高まる中学生だからこそのスケジュール。
もちろん当クラブでも負傷者は出てしまいますが、どうにかその割合を減らしていきたい。

ジュニアユースの全体練習は週2回。その意味とは?


「ケガしたので病院や整体を紹介してほしい」という声をよく聞きますが、
ケガをしないための習慣や予防についての声はあまり聞こえません。

身体は選手の財産であり、選手はチームの財産であり、スケジュール管理により
その財産を守ることは指導者(スタッフ)の仕事。
「サッカーはフィジカルではなくコンディショニングである」という言葉は
現代サッカーではもはや当然のことです。

育成年代は休息をしっかり設け、フレッシュな状態でトレーニングに臨み、
限られた時間の中で全てを出す。そのサイクルが、選手を強くするのです。

ジュニアユースの全体練習は週2回。その意味とは?


高校生を長く見ていると、サッカーに疲弊し、バーンアウトして、
ためらいもなくスパイクを脱ぐことを決断した子を見てきました。
彼らにとってサッカーが「生涯スポーツ」になることはなかった。
それは本当に残念なことです。

質を追求することで得られる状態もあると信じて、
現在は子どもたちと一緒に成長している最中です。

2015/09/11
いこい整骨院 パートナー契約!
みなさんこんにちは!このたび、グランフォルティス沖縄では、南城市大里にあります『いこい整骨院』さまとサポート契約を結びましたことをご報告させていただきます。いこい整骨院さまにサポートしていただくことの大きな理由として、「選手たちの身体づくりを、より質の高いものにしたい」という想い…




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Posted by グランフォルティス沖縄 at 13:12│Comments(0)ジュニアチームジュニアユース
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