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2015年07月14日

県外遠征のススメ(可愛い子には旅をさせよ)

県外遠征のススメ(可愛い子には旅をさせよ)


みなさんこんにちは。
奥間です。

夏休みを目前に控え、子どもたちのテンションも
日を増すごとに上がってきています!

グランフォルティス沖縄では夏休み期間中に、サマーキャンプinとかしきを開催し
ジュニアチームは茨城県に遠征して、
2015 NIKE ANTLERS CUP U-12 神栖ラウンドに参加します。

これまでもこのブログでお話していますが、
私たちが県外遠征や野外教育活動(キャンプ)を育成の柱にしている理由は、
「人間力の向上」にあります。

普段とは異なる環境にて多くのアクティビティをこなすことで、
コミュニケーション能力やリーダーシップ、信頼関係、
責任感、課題解決能力を育
むことが、開催の大きな目標となります。

そういった能力はサッカーをプレーすることだけで
獲得することが難しく、
より将来を見据えた指導を行うには、
「サッカー以外の部分」へのアプローチが必要だと感じています。
県外遠征のススメ(可愛い子には旅をさせよ)


今回、NIKE ANTLERS CUP U-12には
多くの保護者様のお力添えをいただき、
参加が可能となりました。

なぜ、このような遠征を行うことにしたのか。

ヨーロッパと日本の育成機関を見て、差を痛切に感じるのは、
その「多様性」にあります。

陸続きのヨーロッパでは、多種多様なサッカースタイルを保持した
国々が隣接し、トップクラスの育成クラブだと毎週末、
様々なスタイルのチームと対戦します。
近年はアフリカ系の選手も多く、他民族とゲームを行うことで、
サッカーに対する価値観に奥深さが生まれています。
育成といえど、これは既にインターナショナルレベルと
差異のない感覚だと思います。

県外遠征のススメ(可愛い子には旅をさせよ)


翻って、日本の場合、北海道から沖縄まで
確かにサッカーのスタイルに違いはありますが、
ヨーロッパほどの多様性はありません
(かといって、日本の育成方法に一貫性があるかというとそうでもありませんが)。

やはり日本は島国であり、似たようなスタイルになりがちです。

これが沖縄となると、様々なスタイルのチームと戦うチャンスは
さらに限られてきます。
関東などのクラブは洗練されており、沖縄にはない感性で
サッカーを構築していますが、それに触れる機会はありません。

全国大会に行けるチームは極めて少数であり、
例えば沖縄の高校生は、その年代になっても県外の
チームと戦ったことがない選手はまだまだ多いと感じます。

世界の育成機関のトップは毎週末、
様々な人種と極限のゲームを繰り返している。
日本は同じようなタイプの選手と戦う。
沖縄になると、さらにスタイルは限定される。


将来的に多様な人種で構成される世界の舞台で
戦ってほしいというのは私たちの大きな願いです(サッカーに限らず)。

ならば、より早い段階で沖縄にはないサッカーに触れ、
しかもオーガナイズがしっかりしている大会に出場することが、
子どもたちの成長につながると感じています。
県外遠征のススメ(可愛い子には旅をさせよ)


NIKE ANTLERS CUP U-12に出場する5〜6年生の選手は
「夏休みの思い出作り」ではなく、「考え方を変える」機会にしてほしいと思います。

ツーリストではなく、成長のために行く。

沖縄に戻ってきたときの変化が楽しみですね。


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Posted by グランフォルティス沖縄 at 15:26│Comments(0)ジュニアチームグランフォルティスキャンプ
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